DTFプリントについて
DTFとは、アパレル製品へのプリントにおいて新しい手法でインクジェットよりも発色がよく多種生地にプリントが可能なプリント方法です。
【DTFプリントの特徴】
◆シルクプリントのように版を使用しないため、1枚からでも印刷できる。
◆色数の制限がないため、写真やグラデーションの再現も可能
◆生地にインクが乗っているので発色が良い。
◆カラー生地を使う場合でも前処理をおこなわないので、処理剤によるシミや跡が残らない。
DTFプリントの注意点
◆RGB(PCやスマートフォンの画面で表示される色合い)で作成された場合には、印刷時にCMYKに変換するため、ご希望の色合いと異なる仕上がりになる場合がある
◆金/銀/ラメ/蛍光など特殊な色を作り出すことはできません。
◆背景透過させた「ぼかし効果やグラデーション、半透明表現」はできません
※インクジェットは可能↓
◆線幅1mm以下のもの、抜き幅(隙間)1mm以下の部分は正しくプリントが行われずに「欠け、剥がれ」が起こる可能性がございます↓
熱プレスによりボディへプレス跡が残ります。
殆どの素材に共通しますが、ポリエステル素材への跡残りの方がナイロンより多少目立ちます。(写真は症状がわかりやすいように少し強くプレスしております)↓
デザイン縁にパウダー痕が残る(写真:黒い部分)
ボディの種類やご入稿データのデザインにもよりますが、デザイン周りにパウダー痕が残ります。製品の品質上ご了承ください。
※特にナイロン素材へのプリント時は目立ちます(写真はナイロンジャケット)
ご入稿について
DTFプリントの入稿データやプリントに関する注意事項は下記のとおりです。
入稿データ形式
◆ご入稿データの形式:PNG、AI(実寸データ)
◆カラー形式:RGB 解像度300推奨
同じデザインデータでも、ボディや生地の種類によっては仕上がりが変わります。
注意事項
◆お客様からいただいたデザインデータをそのままプリントしております。
色味等の見え方は、ご使用のモニターや環境、プリントされた製品とお客様のイメージしている色味等とは多少異なる場合があります。
◆カラーの再現はプリンターの性質に依るものなので、こちらで色味の微調整は出来かねます。
◆インクは最大濃度でプリントしていますが、生地やボディカラー、デザインによっては生地色が透けてしまうことがあるのでご了承ください。
◆プリンタの特性上、プリント指定した位置より5mm程、上下左右にずれる場合があります。ご了承ください。
◆金色・銀色・蛍光色でのプリントは出来ません。近似色でのプリントとなり、画面上の色より暗めにプリントされます。
◆1mm以下の細かい線や点は、生地との相性により綺麗に再現されないことがあります。